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軽快なリズムで響き渡る機織りの音 250年続く伝統工芸「弓浜絣」の歴史展 鳥取県米子市

2025年2月19日 17:28
軽快なリズムで響き渡る機織りの音 250年続く伝統工芸「弓浜絣」の歴史展 鳥取県米子市

250年続く伝統工芸の魅力を伝えます。鳥取県西部の弓ケ浜半島で江戸時代から育まれてきた「弓浜絣」の歴史展が、鳥取県米子市のデパートで始まりました。

軽快なリズムで響き渡る機織りの音。規則正しく織られていく糸。250年の歴史を受け継ぐ「弓浜絣」です。

2月19日から米子市のJU米子髙島屋で始まった「弓浜絣」の歴史展。会場には、「弓浜絣」にかかわる歴史資料が展示されるほか、制作の様子を紹介する映像や機織りの実演、無料体験のコーナーなどが設けられています。

今回の展示会の目玉は、境港市を中心に50人いる「弓浜絣保存会」の会員が手がけた作品の数々。花をふんだんに使った模様、「花尽くし」をテーマにした作品500点が展示販売されています。中には、あでやかなボタンの花が繊細に織られたバッグもー。

訪れた人
「素敵で求めたいと思いますけど、250年(の歴史)ですね。この伝統を引き継いでもらって」

弓浜絣保存会 後藤和文 顧問
「よく都会で弓浜絣をご存じの方があるんですけど、地元鳥取県の人が知らないことが多く、もっと身近なものに感じてほしくて、こういう(展示会を)思いつきさせていただいたと」

伝統の技を後世に伝えようと、今回で6回目を迎える「弓浜絣の歴史展」。米子市のJU米子髙島屋で2月25日 (火)まで開かれています。

最終更新日:2025年2月19日 18:38