山陰地方で上空に寒気が居座り断続的に雪 鳥取自動車道の除雪基地では国交省の職員が車のタイヤチェックを実施
2月19日も上空に寒気が居座り、各地で断続的に雪が降った山陰地方。
19日午前8時の島根県松江市は雪が激しく降り、車の上には雪がー。行き交う人々は、厚手の上着などを着込み、寒さに耐えながら通勤や通学をしていました。また島根県庁前の歩道では、朝から職員が雪かきを行う姿もー。
島根県庁職員
「朝早く登庁した管財課の職員が、いま除雪の対応をしているところです。ざっとかいてしまおうと思っております」
街の人
「いつもよりめっちゃ寒いです。去年滑ったりしてけがをしたので、今年はけがしないようにしたいです」
一方、鳥取県鳥取市のJR鳥取駅前。歩道は白くなり、慎重に歩く人の姿が見られました。取材した男性は、雪の影響でヒヤッとした出来事がー。
街の人
「車で事故をして、車が動かなくなったので、電車で帰ってきました。単独だったんで不幸中の幸いだったんですけど、ガードレールの方にぶつかってしまって」
右前方が大きく凹んでしまった車。動かなくなり、レッカー車で運ばれました。男性にけがはなかったということです。
山間部ではさらに雪が降っていました。
石原綾 アナウンサー
「一晩で約15センチの積雪となりました智頭町です。いまも降り続いています。こちらの植木、見ますとかなり分厚い雪に覆われています」
鳥取県智頭町では、19日午後5時までの最大積雪量が30センチ。屋根の上には、雪が高く降り積もり、住民は雪かきに追われていました。
住民
「昨日の朝から降りました、ずっと。このたびはすごい長いから大変ですね」
山陰地方の午後5時までの最大積雪は、鳥取県大山町大山205センチ、米子11センチ、島根県飯南町赤名65センチ、松江10センチなどとなりました。
この雪のため、道路を管理する人たちも事故防止に目を光らせています。鳥取自動車道の大原ICの除雪基地では、18日午後10時から走行する車のタイヤを職員がチェックしていました。冬用タイヤの着用状況を1台ずつ確認していて、これまでに1台がノーマルタイヤだったといいます。
鳥取河川国道事務所 鳥取自動車道出張所 村尾幸寿 所長
「冬用のタイヤ。こちらは必ず装着していただきたいと思います。道路状況もですね、雪の状況によっては一気に変わることもありますので、油断しないように運転していただきたいと思います」
冬用タイヤに付け替えず、事故やスタックを起こすと多くの車両の通行を妨げることになるため、注意を呼びかけています。
今後も雪は降り続く見込みで、20日午後6までの24時間降雪量は多い所で平野部10センチ山間部20センチの予想です。
最新の気象状況を確認し、不要不急の外出を控えることも大切です。