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島根県警が能登半島地震の被災地派遣から帰還・報告 防犯対策の相談増加で性被害や悪質業者に気を付けるよう呼び掛け 島根県

2024年2月19日 19:42
島根県警が能登半島地震の被災地派遣から帰還・報告 防犯対策の相談増加で性被害や悪質業者に気を付けるよう呼び掛け 島根県

被災地では防犯に関する相談が増えています。
能登半島地震の被災地に派遣された島根県警の警察官3人が、業務を終えて島根に戻り、2月19日、現地の状況について報告しました。

島根県警から派遣されたのは生活安全企画課の西村香苗 警部補、少年少女対策課の茂井亜矢香 巡査部長、サイバー犯罪対策課の美多修平 巡査部長です。

3人は1月27日から2月5日までの9日間、石川県輪島市内の避難所20か所を巡回し、被災者の相談を聞いたり、性被害や悪質業者に気を付けるよう呼びかけたりしました。

少年少女対策課 茂井亜矢香 巡査部長
「災害のボランティアに乗じて悪質な者が入ってきているんじゃないかという不安があるみたいなので、そのあたりのパトロール要望が強い意見でした」

1月1日の震災直後は水や食料が足りないという内容の相談が多数でしたが、今は空き巣被害なども発生し、防犯に対する相談が増加していると言います。

生活安全企画課 西村香苗 警部補
「実際に被災の現場に行くと地震の恐ろしさを一番に感じました。改めて防犯指導をきちんとすることで被害が抑えられるなど、そういったことがあると思いますので今後もきちんと防犯指導、皆さんの意識を高めるという上では大事な活動だなと思いました」

避難所で被災者から集めた意見や相談内容は石川県警や行政などと共有し、今後の復興支援のための参考にするということです。