「夫婦関係は16年前から家庭内別居の状態で…」 妻の遺体を1か月放置 死体遺棄の罪に問われている男の初公判 「その通り。間違いありません」と起訴内容を全面的に認める 島根県安来市
今年7月に島根県安来市のアパートに妻の遺体を放置したとして死体遺棄の罪に問われている男の初公判が9月26日に行われ、起訴内容を全面的に認めました。
死体遺棄に問われているのは、安来市の無職の男(78)です。起訴状などによりますと、男は今年6月初旬に妻が台所に倒れているのに気付きましたが、そのまま放置。その後、死亡したにも関わらず1か月近く遺体を放置し続けたということです。
26日の初公判で男は「その通り。間違いありません」と起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で「夫婦関係は16年前から家庭内別居の状態で、最近は食事を用意してくれないなど被告人は不満を持っていた」と犯行理由を述べました。これに対し弁護側は「被告人はアパートも引き払い、現在は更生保護の力を借りながら住むところを探している」などと説明しました。
次回の公判は11月5日に行われる予定です。