夏の味覚「イワガキ」が旬 ぷりぷりの身が輝く 大粒のブランド「松江いわがき」が出荷の準備 島根県松江市
島根半島の漁場で養殖される島根県松江市特産の夏の味覚が旬を迎え、都会からIターンした漁師が、出荷の準備を進めています。
青空が広がった5月15日、松江市島根町の日本海では、ある特産品が旬を迎え、15日朝も水揚げされました。
漁師 永見輝晃さん
「身入りが良くて出来はすごくいいです」
水揚げされたのは、ぷりぷりの身が輝く大粒のイワガキ「松江いわがき」です。島根半島沖合では、20年以上も前からイワガキが養殖されていて、肉厚の身とクリーミーな食感が評判を呼び、2011年に「松江いわがき」としてブランド化されました。
永見輝晃さんは、2020年に横浜市から家族でIターンしてきて、サラリーマンから漁師に転身。今年で4回目のイワガキのシーズンを迎えました。
漁師 永見輝晃さん
「自分も子育てしてますけど、それと同じような感じで育ったなって思いながら達成感というか、充実感がすごいですね」
今年も順調に育ち、身もしっかりした松江いわがきに成長。永見さんが経営する直売店では、週3回、生のイワガキが味わえる定食も提供。松江市内の道の駅やスーパーなどのイベントにも出店するなど今年も精力的に売り出します。都会からIターンして4年。島根暮らしを、いわがきの養殖で大いに満喫しています。
漁師 永見輝晃さん
「自然の環境の中に身を置くって、ほんとに自分にとっていつも幸せだなって思います。今戻れないですね。都会に」
松江いわがきは、7月ごろまでがシーズンで、永見さんは、約1万個のイワガキを出荷する予定です。