匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の対策室が鳥取県警に発足 鳥取県で2024年特殊詐欺などの被害額が7億円を超える状況などを踏まえ戦略的な取り締まりを目的 鳥取県
鳥取県警に匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の取締り強化を目的とした対策室が発足しました。
匿名・流動型犯罪グループ対策室 木村重文 室長
「適切な情報共有および情報集約に取り組み、警察の総力を挙げた戦略的な実態解明を推進していきます」
4月1日、鳥取県鳥取市の鳥取県警本部で行われた、匿名・流動型犯罪グループ対策室の発足式。近年全国で被害が相次いでいる匿名・流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」の戦略的な取り締まりを目的として、発足しました。
匿名・流動型犯罪グループには、暴力団に準ずる準暴力団のほか、SNSなどを利用して実行犯を募集し、流動的に特殊詐欺や強盗などの犯罪を行う集団が含まれます。
鳥取県で2024年、特殊詐欺などの被害額が7億円を超える状況や、近年問題となっている組織的な窃盗などの事案に匿名・流動型犯罪グループが深く関与していることなどから、青山真一本部長は、「各部門間で適切な情報共有や情報集約を行うなど連携を強化し、警察グループの総力をあげ、犯罪グループの実態解明と戦略的な取締りの推進に取り組んでほしい」と訓示しました。今後は部署間の連携を図り検挙に向け取り組んでいくということです。