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宮崎県日向灘の地震で危機感も 南海トラフ地震に備え他県と連携した大規模地震対応訓練 徳島県の後藤田知事も参加し支援体制に関する確認も実施 鳥取県

2025年1月14日 17:12
宮崎県日向灘の地震で危機感も 南海トラフ地震に備え他県と連携した大規模地震対応訓練 徳島県の後藤田知事も参加し支援体制に関する確認も実施 鳥取県

1月13日夜、日向灘を震源とする地震があり宮崎県宮崎市などで震度5弱を観測しました。山陰地方でも島根県出雲市や鳥取県境港市などで震度3を観測しました。

気象庁によりますと、1月13日午後9時19分ごろ、宮崎県宮崎市などで震度5弱を観測する地震がありました。震源地は日向灘で、震源の深さは30キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6となっています。

山陰地方では、島根県益田市、浜田市、出雲市、大田市。鳥取県境港市で震度3を観測。島根県松江市や鳥取県鳥取市など多くの地点で震度2を観測しています。

この地震で気象庁は、南海トラフ地震臨時情報(調査中)を発表。その後「南海トラフ地震発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる現象ではない」との評価結果を発表しました。

こうした中、14日鳥取県では南海トラフ地震に備え他県と連携した大規模地震対応訓練が行われました。訓練は、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード8.0の地震が発生した想定で行われ、県のトラック協会なども参加。鳥取県は地震発生後、徳島県の支援を担当し、徳島県の後藤田知事も参加して支援体制に関する確認が行われました。13日夜の日向灘を震源とする地震が発生したことで、危機感は高まっています。

鳥取県 平井伸治 知事
「引き続き、南海トラフ地震の兆候ではないかという状況は続いている。鳥取にいるということを支援の利点としまして、われわれのところから重点的に支援物資を運びこんだり、人員を運ぶことが必要」

1月15日は、自衛隊と連携し支援物資の搬送などの訓練が行われる予定です。

最終更新日:2025年1月14日 18:34