「おっぱい山」や「高宮関」 段ボールで作った大きな力士で対決! 巨大な紙相撲大会を開催 鳥取県倉吉市
はっけよい!の掛け声に合わせ全力で土俵をたたきます。3月31日、あるもので作った「力士」の強さを競う紙相撲大会が、鳥取県倉吉市で開かれました。そのあるものとはー。
3月31日、鳥取県倉吉市の倉吉未来中心で行われたのは、巨大な力士が登場する紙相撲大会。中央には大きな木製の土俵、そして「屋形」がかけられ、会場はすっかり大相撲のような雰囲気に。参加者たちは「はっけよい!」の掛け声を合図に、土俵の端を全力でたたき、力士たちを押し進め戦いました。熱戦を繰り広げた力士たち。実はすべて「段ボール」で作られています。
3月下旬、鳥取県内5か所で行われた力士制作ワークショップ。ピカソの名画をイメージしたアーティスティックな力士や、鳥取県の名産品が盛りだくさんの力士まで、思い思いの最強力士を制作しました。
参加者
「鳥取県の名産を集めました」
「こうやって(家族で)普段作る機会がないので、大きい段ボール切ったり、色を塗ったりすごく楽しくできました」
こうして集まった32体の力士たち。トーナメント方式で最強力士を決定します。鳥取県南部町のカエルをPRしようとカエルのかぶり物で参加したチームはー。
参加チームの子ども
「みんなで頑張るぞ!エイエイオー楽しんだもん勝ちだ!」
威勢よく試合に臨むも惜しくも2回戦で敗退。
参加チームの子ども
「悔しかったけど、みんなでやれてよかったです。またリベンジができれば、気合い入れて作ろうと思います」
迎えた決勝。大歓声の中、登場したのは、大山の乳牛をイメージした「おっぱい山」。そして人気漫画のキャラクターをイメージした「高宮関」。頂点に輝いたのはー。
見事、琴浦町東伯婦人会のメンバーが制作した「おっぱい山」が勝利。初代横綱に輝きました。
優勝チーム
「信じられません、びっくりです。(牛のデザインで大山の)おいしいミルクをアピールできたんじゃないかなと思います」
選手も観客も、大盛り上がりとなった今大会。2025年3月に倉吉市に県立美術館が開館するのを前に、アートの楽しみを体験してもらおうと美術館の運営会社などが企画しました。
鳥取県地域社会振興部 梅田雅彦 美術館整備監
「開館1年前ということで、多くの方々にアートに親しんでいただきたい。誰でも参加できて、誰でも主人公になれる。参加してアートを楽しんでいただくという仕掛けを(これからも)重ねていきたいと思います」
県民参画型の鳥取県立美術館を目指して。鳥取県は、今後も開館を盛り上げるイベントを開催していくということです。