鳥取県東部、因幡地方を中心に各地に伝わる伝統芸能「麒麟獅子舞」。伝統の舞いを多くの人に知ってもらおうと、8月25日、鳥取県岩美町でイベントが開かれました。

時折、雨が降る中、鳥取県岩美町の公民館から聞こえてきたのは、伝統芸能「麒麟獅子舞」の太鼓や笛の音色です。因幡地方の伝統文化を広く知ってもらい次の世代への継承につなげようと18団体、約200人が参加し、地域の神社に伝わる麒麟獅子舞を披露しました。

このイベントは鳥取県内の日本遺産を紹介するとっとり日本遺産フォーラムの一環で開かれたもの。訪れた人は地域ごとに特徴の違う「麒麟」をかたどった獅子頭や独特のリズムの舞いを見て、大きな拍手を送っていました。

麒麟獅子舞フェスタ2024実行委員会　吉澤 敏彦 会長
「麒麟獅子舞の魅力を広く発信していって、将来の担い手となる子どもたちに継承していきたいと思っております」

実行委員会は、来年も多くの人が「麒麟獅子舞」の魅力に触れられるイベントを企画したいということです。