8年連続の産卵か 国の特別天然記念物「コウノトリ」 市は見学は控えるように呼び掛け 島根県雲南市
島根県雲南市の小学校の人工巣塔で国の特別天然記念物コウノトリのつがいが卵を産んだ可能性があると発表されました。雲南市内でのコウノトリの産卵は8年連続となります。
産卵したとみられる行動が確認されたのは、雲南市立西小学校の校庭にある人工巣塔です。ここで巣を作っているのはコウノトリのオス「げんきくん」とメス「ポンスニ」のペアです。雲南市によりますと、毎年行っている観察記録で3月3日から巣に伏せる時間が長くなり、5日には巣を10分以上空けることなく伏せる割合が、1日7時間以上観察する中で8割を超えたため、産卵し抱卵に入った可能性が高いと発表しました。
雲南市内でコウノトリが産卵するのはこれで8年連続、また同じペアでの産卵は7年連続となるということです。順調に育てば4月上旬にふ化するということです。
雲南市は営巣地周辺には立ち入らず、見学は控えるよう呼び掛けています。