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原子力災害を想定 陸路が使えない場合に備え、船を使った避難訓練を実施 天候によっては空路での避難の可能性も 島根県では今後も避難経路を周知 

2024年10月9日 19:09
原子力災害を想定 陸路が使えない場合に備え、船を使った避難訓練を実施 天候によっては空路での避難の可能性も 島根県では今後も避難経路を周知 

原子力災害を想定した訓練です。陸路が使えない場合に備え10月9日、船を使った避難訓練が行われました。

9日、原子力災害の発生時に陸路が使えない場合を想定した避難訓練が、島根県出雲市の塩津漁港で行われました。参加したのは地元の住民ら9人で、船には2班に分かれて順番に乗船。地区が孤立したと仮定し、沖合にとどまる巡視船に乗り込む手順を確認しました。

島根県防災部原子力安全対策課 神村好信 室長
「もし仮に実際の災害時に陸路も海路も使えないということであれば、今日のような天候なら空路での避難も可能だと思います」

その後は、塩津漁港から8km離れた下船予定地である河下港に移動し、放射線物質の検査体験も行われました。

参加した住民
「大雨が降った時は陸路の寸断が1、2回あったんですよ。2日ほど孤立状態になったことがある。そういう時が心配。(訓練を)実際やってみないと分からない。(被害発生時に)実際になってみないと分からない」

島根県では避難経路の周知などを今後も続けたいということです。

最終更新日:2024年10月9日 19:09