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来季J1の舞台に挑むFC町田ゼルビアの稲葉選手 母校・立正大淞南で講演 全国高校サッカー選手権に出場する後輩を応援 島根県松江市

2023年11月30日 18:34
来季J1の舞台に挑むFC町田ゼルビアの稲葉選手 母校・立正大淞南で講演 全国高校サッカー選手権に出場する後輩を応援 島根県松江市

全国高校サッカー選手権大会で20回目の全国出場を決めた島根県代表の立正大淞南高校。12年前の大会で山陰勢初のベスト4進出を決め、現在プロの世界で活躍するOBが11月29日に母校で講演を行いました。

FC町田ゼルビア 稲葉修土選手
「自分が持っている目標に対して何が優先なのかというのを、自分が変えられること、変えられないことに分けて考えてほし い。変えられることがあるんだ ったら、まず目の前のことを実践する。変えられないことに目を向けるのではなくて、いますぐ変えられる自分の行動 に目を向けてほしい」

島根県松江市にある立正大淞南高校。12月に開催される全国高校サッカー選手権大会に島根県代表として出場するサッカー部や今年の夏の甲子園に出場した野球部などスポーツの強豪校です。その立正大淞南高校で29日に行われたのが、今年初めてサッカーJ1昇格を決めたFC町田ゼルビアに所属する稲葉修土選手の講演会です。

講演では、サッカー部と野球部の生徒に対し、自身のこれまでのキャリアやプロ生活で感じたこと、高校生のいま、将来に向けて何をすべきかというアドバイスなどが送られました。生徒からの質問コーナーではー。

サッカー部の生徒
「緊張する舞台に立った時に、心掛けていることは何ですか?」

FC町田ゼルビア 稲葉修土選手
「大舞台に立つと浮足立つ感覚があったりして、そういう舞台でも自分のプレー を出すために準備すること。何を準備かというと、日々の練習からその舞台に立っている自 分をイメージしながら練習に取り組むことが一番大事かなと思っています」

大舞台で活躍する稲葉選手に積極的に質問をした生徒たち。少しでも吸収しようと、真剣な表情で話を聞いていました。プロから学ぶことは実際のプレーでもー。

山陰勢で初のベスト4入りを果たした89回大会の選手権で2年生ながらレギュラーとして活躍した稲葉選手。生徒たちに混ざり、プロの技術をプレーで見せます。間近で感じることができる機会に生徒たちはここでも積極的に質問をしていました。久しぶりの母校凱旋に稲葉選手はー。

FC町田ゼルビア 稲葉修土選手
「(選手権は)一発勝負であっという間に80分で終わってしまうので、1プレー1プレーに自分たちのやってきた自信を持って、あと淞南は応援がすごいので、応援にまわった選手たちの分まで、ピッチに立つ人たちは堂々とプレーして、ぜひ優勝目指して頑張ってもらいたいです」

プロで活躍する選手の技術や考え方を間近で学んだ選手たち。先輩からの応援を背に12月の全国大会に臨みます。