ゴルフ会費の横領などが問題 松田正県議が公の場に約3か月ぶりに姿を現す 「多くをお話しすることができません」 鳥取県
鳥取県議会ゴルフ同好会(9月に解散済み)の会費横領などが問題となっている松田正県議(米子市選挙区選出)が、11月29日に開会した県議会の11月定例会に姿を見せました。公の場に姿を現すのは約3か月ぶりです。
松田県議は、現時点で議員を辞職することはないとした上で、今後、議会の設置する政治倫理審査会の結論などを待って、改めて出処進退について判断する考えを示しました。横領の経緯や金の使途などについてはー。
鳥取県議会 松田正議員
「政倫審等々ございまして、合わせて県警からも任意で聴取をされておりまして、その辺もございまして多くをお話しすることができません。それら(政倫や警察)の判断を待って(出処進退を)判断したいと思います」
松田県議は、県議員有志でつくっていたゴルフ同好会の会費、約230万円を横領したほか、2022年度に政務活動費を使い県内外の宿泊施設で、必要性の確認できない宿泊を82回にわたり繰り返していたことが問題となっています。
県議会は10月、ゴルフ会費の横領が鳥取県議会議員の政治倫理に関する条例の「議員としての品位を著しく損なう行為」などに当たる疑いがあるとして、政治倫理審査会を設置しました。また11月には、ゴルフ同好会の元会員11人が米子警察署に被害届を提出しました。
松田県議は、政務活動費の不適切な使用については9月に記者会見を開くなど県民への説明を行った一方、ゴルフ会費横領に関してはこれまで説明の場を設けていません。
問題の発覚後、県議会の9月定例会は体調不良を理由に欠席していました。11月29日に始まった11月定例会には「万全ではないが体調が回復した」として出席し、30日に開かれる政倫で横領問題について詳しく説明するとしました。