中泊町は今月設立するエネルギー会社が供給する電力の家庭向け料金を、大手の電力会社より10％安くする方針を明らかにしました。

中泊町は町内の再生可能エネルギーで発電した電力の小売りなどを行う地域エネルギー会社「中泊リージョナルパワー」設立に向け、開会中の定例町議会に関連経費220万円余りを盛り込んだ補正予算案を提出しました。
設立は今月26日で、事務所は町の総合文化センター「パルナス」に設置されます。
電力供給の開始時期は公共施設などが来月4月以降で、再来年1月ごろから一般家庭にも始める予定です。
また料金は一般家庭の場合大手電力会社に比べて10％安くなる価格に設定する方針ということです。

★中泊町 濱舘豊光町長
「地域住民が安いエネルギーをしっかりと使っていくことで今の脱炭素社会にも貢献していく、その取り組みとして地域エネルギー会社を通じながら地域そのものを持続可能な形にしていきたいと思っています」

町は今後広報活動などを行い、町民に積極的な利用を呼びかけるとしています。