【特集】13歳のシンガーソングライターがステージから見た光景 世代を超えて響いた青森の音
この週末青森にゆかりのある音楽が集結したイベントに1万人以上が訪れました。初出演した13歳の少女はステージの上でどんな光景を見たのでしょうか。
青森市で2日間にわたって行われた音楽イベント「ホームタウンミュージックライフ」。主催したのは南部町出身のシンガーソングライター坂本サトルさんです。
★坂本サトルさん
「10年ちょっと前に青森に帰ってきて、青森のことなんか何も知らなかったことに気付くわけです こんなに青森ってすごい人たちいるんだって、おもしろい人たちが青森にUターンしてきたりとかIターンで移住してきたり、みんなバラバラにやってるからこれが1か所で見られたらすごいんじゃないかなって子どもからお年寄りまで楽しめるイベントになるんじゃないかって」
合い言葉は「音楽の力で青森をひとつに」。特徴は垣根が無いこと。出演者はバンドや高校の吹奏楽部に、手踊り、民謡、ダンスと青森にゆかりのあるさまざまなジャンルの総勢22組。このうち4組は事前にオーディションで選ばれた出演者です。
合格者のひとり、板柳町在住のシンガーソングライターkieeRaさん。13歳の中学生です。
★中学生シンガーソングライター kieeRaさん
「すごいバクバクしてます こんなに大きいところあまり出たことないのですごく緊張してます 自分の新しい挑戦をしたくて有名になってみんなのことを笑顔にできればいいなって思う目標があるので大きな夢に一歩近づけたらなと思って」
本番直前に初対面した坂本さんとは44歳離れています。
★坂本サトルさん
「小ホールのステージの大きさかな」
★KieeRaさん
「緊張してきた 今までで一番いい音でライブやれるから 頑張ってください」
★kieeRaさん
「最高ですねあんな(景色)見たら(音楽から)抜け出せなくなっちゃいますね」
プロもアマチュアも全ての垣根を超えたステージに観客も盛り上がっていました。
★観客
「子どもも夢中になって聞いてたので来て良かった」
「八戸からも津軽の方からも(出演者が)みんな集まってるでしょ 聞こえる声が同じ青森なのに全然分からないところがいい でも歌になるとみんな同じだから」
会場にはキッチンカーやクラフト雑貨の出店も並びました。2日間でおよそ1万2,000人が訪れ、潮風を浴びて食事を楽しみながらリズムに身を委ねました。そして最後は坂本さんのステージです。
★坂本サトルさん
「青森っておもしろいし例えばどこか色んな所から人を呼んでこなくても青森にいる人だけでもこんなに楽しいことができるそれがみんなで分かったんじゃないかと思いますよね どんどんいろんなまだまだ探し出せていない人も出演できるようになるお祭りを一個青森県に増やしたい」
会場を1つにした音楽の力とホームタウンへの思い。来年はどんな音が響くのでしょうか。