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「そういう病院だったって前から…」事件発生後も主治医だった容疑者は朝まで来ず…“偽装診断書”で殺人隠蔽容疑 理事長兄弟を逮捕 青森県八戸市みちのく記念病院

2025年2月14日 19:45
「そういう病院だったって前から…」事件発生後も主治医だった容疑者は朝まで来ず…“偽装診断書”で殺人隠蔽容疑 理事長兄弟を逮捕 青森県八戸市みちのく記念病院

おととし3月八戸市のみちのく記念病院で起きた殺害事件を巡り、医療法人の理事長と当時の主治医の男が犯人隠避の疑いで逮捕されました。
警察は家族へのうその説明や「肺炎」と書かれた虚偽の死亡診断書の交付などが殺人事件の隠蔽にあたると判断しました。

★青森放送 木下玲斗記者
「理事長が家から捜査員とともに出てきました車両へと乗り込んでいきます」

★青森放送 加藤誠記者
「理事長を乗せた車が八戸署に入りました」

★青森放送 成田栞寿記者
「捜査員に連れられて医師の男が今でできました」

逮捕されたのはみちのく記念病院を運営する医療法人の理事長で八戸市類家3丁目の石山隆容疑者と弟で八戸市江陽1丁目の医師 石山哲容疑者の2人です。
事件はおととし3月12日八戸市のみちのく記念病院にアルコール依存症で入院していた佐々木人志受刑者が、同じ病室に入院していた八戸市八太郎2丁目の髙橋生悦さん当時73歳を歯ブラシで何度も刺して殺害し、懲役17年の実刑判決が確定しました。

2人は共謀してこの殺人事件を隠蔽したとして犯人隠避の疑いが持たれています。

★近所の人
「ちゃんとすぐ警察を呼べば良かったのにね 何か隠したいことがあったのか分からないけど」
「びっくりしましたね」

看護師が血を流す高橋さんを見つけたのは12日午後11時45分でした。
2人はすぐに連絡を受けていましたが、主治医の哲容疑者が病院に来たのは13日の朝になってからです。
そして翌日の午前10時10分に高橋さんの死亡が確認されました。
ただ病院から警察に正式な通報はありませんでした。
事件は高橋さんの死亡が確認されてから、およそ8時間後に内部関係者による通報で発覚しました。

病院は死亡診断書に死因を「肺炎」と記載していましたが、本当の死因は頭蓋内損傷および失血だったということです。
遺族には「転んで容態が急変した」と説明していました。

★別の入院患者の家族
「診断書が『肺炎』って書いてあったってね それはちょっと間違ったね」
「ただただびっくりしました」

★別の入院患者の家族
「(逮捕されて)びっくりしました 私やっぱりここはそういう病院だったってみんな前から言っていたんだけどね」

警察は事件の翌月虚偽の診断書を作成したとして、医師法違反などの疑いで捜査を進めていました。

★青森放送 安達直樹 記者
「捜査員がみちのく記念病院に入っていきます」

その後の捜査で家族へのうその説明や虚偽の死亡診断書の交付などが殺人事件の隠蔽にあたると判断し、理事長と主治医の男あわせて2人を犯人隠避の疑いできょう逮捕しました。
みちのく記念病院はきょう外来を休診しました。
RABの取材に対し「何もお答えできない」とコメントしています。

最終更新日:2025年2月14日 20:29

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