今年の節分は「2月2日」青森ならでは?変わりダネ恵方巻きを取材!値上げの影響で懐かしの“バタークリーム”も…
ことしは2月2日、再来週の日曜日が節分なんですよね。
節分といえば「恵方巻」。
早くも予約の締め切りが間近という店もある中、ことしはどのような恵方巻が並んでいるのでしょうか?
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「もうすぐ節分!特色ある恵方巻があるということで、スーパーと製菓店を取材します!」
青森市富田にある青森県民生協・コスモス館です。
県内に12店舗ある青森県民生協では、ことしもさまざまな恵方巻を販売します。
中でも、こだわりの商品が…
★青森県民生協総菜スーパーバイザー 鈴木博史さん
「青森県民生協では、県産の牛肉と卵を使った恵方巻をご用意しております。」
県産牛肉は、秘伝のしょうゆダレで甘じょっぱく焼き上げました。
県産たまごは、お総菜で大人気の、かつおベースの出汁をきかせた厚焼き卵に。
これらを使った恵方巻が、「青森県産牛サラダ巻」と「鬼たいじ巻・青森牛キンパ巻」の2種類。
青森ならではの恵方巻です。
「青森県産牛サラダ巻」は、カニ風味かまぼことレタスでさっぱり感も加え、からしマヨネーズがアクセント。
「青森牛キンパ巻」は、韓国ののり巻き「キンパ」風の新商品。
シャリが赤いのは、コチュジャンを混ぜて込んでいるためです。
野菜のナムルもたっぷり入っています。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「県産食材にこだわっているにはどうしてなんでしょうか?」
★青森県民生協総菜スーパーバイザー 鈴木博史さん
「青森県民生協ではなるべく地産地消を心がけております。できるだけ生産者の方を応援したいという気持ちがあり、(恵方巻の材料も)県産品にこだわりました。」
さまざまな物価が高騰する中、価格設定にはお客さんへの思いも…
★青森県民生協総菜スーパーバイザー 鈴木博史さん
「値段を抑えながら、やはり恵方巻は縁起物ですので、なるべく多くのお客さんにお手頃価格で食べていただきたいと思い、この価格でがんばっております。」
青森県民生協では、来週28日火曜日まで恵方巻の予約を受け付けています。
つづいて、“お寿司ではない”恵方巻があると聞いてやってきたのは…シーナシーナ青森にある、「菓子工房TATUYA」。
鰺ヶ沢町で創業130年以上を誇る、老舗菓子店です。
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「こちらはお菓子屋さんですが、恵方巻があるんですか…??」
★菓子工房TATUYA 清野悟代表取締役
「恵方巻をイメージしたロールケーキがございます。」
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「確かに~!のり巻きみたいですね~!」
いちごとキウイ、桃などのフルーツと、たっぷりの生クリーム。
それを、恵方巻の“のり”をイメージした黒いココア生地で巻いた「恵方フルーツ太巻」。
10年以上前から販売している、節分に合わせた定番商品です。
また、「鬼の金棒deエクレア」と「鬼っ子シュー」は、お子さんに大人気だそう。
そして、ことしの新商品が…、
★菓子工房TATUYA 清野悟代表取締役
「ことしから発売しました、バタークリームを巻いたロールケーキになっております。」
★青森放送 伊東幸子アナウンサー
「バタークリーム、我々の世代からすると懐かしいです!」
★菓子工房TATUYA 清野悟代表取締役
「懐かしいですよね。」
今なぜバタークリームのケーキを作ったのでしょうか?
★菓子工房TATUYA 清野悟代表取締役
「フルーツもそうですが生クリームもやはり高騰していますね」
「フルーツとか生クリームを使っていませんので、お買い上げやすい金額になっていると思います」
バタークリームという“懐かしさ”を付加価値にした、“新しい”ケーキでもあります。
県内に4店舗ある菓子工房TATUYAでは、いずれもあすからの販売を予定しています。
物価高騰が続く中でも、企業努力でお客さんを喜ばせたい。
そんな作り手の思いとアイデアが詰まった、恵方巻や節分スイーツ。
食べれば、うれしい福を招いてくれそうですね。