「ウイルスに感染しました」除去ソフト購入名目で50歳代男性が115万円被害
青森県内に居住する50歳代の男性がパソコンのウイルス除去をかたる特殊詐欺で「アップルギフトカード」115万円分を騙し取られました。
青森警察署によりますと男性はことし11月25日、パソコンでインターネットを閲覧していたところ画面上に「ウイルスに感染しました。電話してください。」と、同時に問合せ先の国際電話番号が表示されました。
男性が表示された電話番号に電話を掛けたところ「マイクロソフト社の社員を名乗る片言の日本語を話す男性」が対応し
・ウイルスを除去するソフトの購入費用として5万円を支払ってください
・コンビニで「アップルギフトカード」5万円分を購入しその番号をパソコンに入力してください
などと言われ、県内のコンビニエンスストアに行きアップルギフトカード5万円分を購入しました。
購入後自宅に戻りパソコンに表示された入力フォームにアップルギフトカードの利用権コードを入力しました。
すると男性から電話で
・コードが間違っている
・追加でアップルギフトカードを購入してください
・間違った分をカードに入れて返金します
などと言われ再度、購入したアップルギフトカードの利用権コードをパソコンの入力フォームに入力しました。
その後も繰り返し同様の要求を受けた男性は、その都度指示に従いコンビニエンスストアの場所を変えながらアップルギフトカードを追加で合計110万円分購入し、利用権コードをパソコンの入力フォームに入力しました。
しかし返金を受けるどころか追加料金の要求が続いたためインターネットで調べたところ、同様の詐欺の手口があることを知り詐欺被害に気づいたということです。
警察は実在する法人を騙りパソコンのウイルス除去などの名目で電子マネーの利用権を騙し取る手口の特殊詐欺の被害が発生しているとして注意を呼びかけています。