再処理工場 排風機の復旧が4月中に モーターの主要部品に変形しているなど損傷確認
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日本原燃は先月27日から故障している六ヶ所再処理工場の前処理建屋の排風機について30日以内の復旧を目指していましたが、4月中となる見通しを示しました。
先月末からメーカーの工場で分解調査を進めていましたが、モーターの主要部品に変形しているなど損傷が確認されたということです。
故障した排風機は放射線の管理区域内にあり、放射性物質を含む廃液タンクから出る廃ガスをフィルターで浄化し主排気筒へ送る設備です。
先月27日異常を示す警報が鳴り調べたところ、モーター部分が焦げていました。
故障の原因について日本原燃は分解点検した際軸受けの部品に付ける潤滑剤が不足していたとみています。
排風機は2つの系統があり故障した際、自動的に別の系統に切り替わったということで周辺の環境に影響はありません。