警察官が猟銃所持の許可証を発行するのに必要な文書などを偽造していたことがわかりました。
県警察本部は当時、県南の警察署に勤務していた男性警察官2人を減給6か月の懲戒処分としました。

減給6か月の懲戒処分を受けたのは県警察本部に勤務する60歳代の男性警部補です。
この警部補は県南地方の警察署に勤務していた2020年8月ごろから、およそ1年半の間地区防犯協会の経理事務で防犯グッズの領収証3枚を紛失したため偽造して処理していました。
また2023年11月ごろには猟銃所持の許可の更新で上司の決裁が必要な審査票5通を偽造していました。
男性警部補はきょう付で依願退職しています。
また同じ警察署に勤務する20歳代の男性巡査長も減給6か月の懲戒処分を受けました。
この巡査長も去年、猟銃所持の許可更新で審査票17通などを偽造していました。
2人はこうした文書を偽造した疑いで、きょうまでに書類送検されています。
県警察本部の中村誠警務部長は「組織全体で再発防止対策を徹底し県民の皆様の信頼回復に全力を尽くす」とコメントしています。