市役所職員を“懲戒免職相当”…80万円横領発覚後に死亡 市長と副市長は減給を議会に提案へ 青森県三沢市

三沢市はおよそ80万円を横領した男性職員を懲戒免職相当と判断しました。
また所属長4人を減給処分にしました。
懲戒免職相当と判断されたのは三沢市財務部に所属していた30歳代の男性職員です。
男性職員は去年8月からことし2月の間に20回にわたって、会計処理を担当していた三沢市土地開発公社の通帳から合計80万7,600円を引き出し横領しました。
発覚当時、男性職員は「動機について借金の返済に充てるためだった」「申し訳なかった」と話していたということです。
その後、今月3日に男性職員が亡くなったため、「懲戒免職相当」としました。
横領したおよそ80万円はすでに親族が全額返済したということです。
市は刑事告訴しないということです。
また管理監督責任として所属部長を2か月、所属課長と所属課長補佐を3か月、所属係長1か月の減給処分にしました。
三沢市の小桧山市長は市長と副市長の減給を議会に提案するとしたうえで、
「市職員が公金を横領したことは誠に遺憾であり、また市民のみなさまの信頼を損ねたことにたいして深くお詫び申し上げます。市長として大変重く受け止めその責任を痛感しています。二度とこのような事案を起こすことのないよう職員の服務規律を徹底し市民のみなさまの信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。