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自衛隊による南海トラフ地震に備えた大規模な訓練 東洋町で行われる【高知】

2025年1月14日 16:58
自衛隊による南海トラフ地震に備えた大規模な訓練 東洋町で行われる【高知】
1月14日、自衛隊による南海トラフ地震に備えた大規模な訓練が行われました。
このうち高知県東洋町では、道路の寸断で孤立した地域を想定し、復旧のための重機を大型のホバークラフトで海から輸送する大がかりな訓練が行われました。

「南海レスキュー」と題したこの訓練は、南海トラフ地震に備え、自衛隊や自治体、通信会社など1万1000人規模で四国、中国、近畿、東海地方で行われるものです。

14日、東洋町の生見海岸では、紀伊半島でマグニチュード9.0の地震が発生したと想定して復旧用の重機、通信車を海から運び込む大がかりな訓練が行われました。
複数の重機を乗せて海側から海岸に到着したのは、砂浜に乗り上げることができる全長約27メートルの大型のホバークラフト2台で、去年1月に発生した能登半島地震でも復旧作業で実際に使われたものです。

能登半島地震では道路の寸断による孤立地域への重機や物資の輸送が大きな課題となりました。参加した自衛隊員たちは、大型のショベルカーなどを陸に降ろすまでの一連の作業を確認していました。

南海トラフ地震に備える自衛隊の大規模訓練は、1月17日まで行われています。
最終更新日:2025年1月14日 16:58