13日の「成人の日」を前に高知市では12日「二十歳を祝う式典」が行われ、2286人が出席しました。人生の節目を迎えた若者たちにこれからの目標を漢字一文字で表してもらいました。

華やかな振袖姿。舞妓さんをイメージした人や、髪型にもこだわり、スーツでビシッと決めた人も。
晴れの日に、幼馴染と集まるとテンションも高くなりますよね。

■新成人
「久しぶりに友達会えて嬉しい」「すごく親に感謝ですね1番は」「市長の言葉とかも聴いて、社会に貢献できるような人になれたらなという強い気持ちになれた」「理学療法士になんることです」「助産師のためにいま看護学校に行っている」「高知は助産師とか市内以外のところは少ないのでそこの医療に貢献できたらと思う」

二十歳を迎えた喜びと幼馴染との再会に笑顔がはじけました。
高知市では、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことを受け、「二十歳の祝典」と名称を変えこれまで通り20歳になった人を対象にセレモニーを開催しています。今回の対象者は3352人でおよそ7割の2286人が式典に出席しました。
式典では出席者を代表して3人が登壇し決意表明。このうち、高知工科大学2年の宮本月乃さんが抱負を述べました。

■宮本月乃さん
「私は今まで学びも遊びも自分のできる範囲だと思うことだけを安易に選んできた。二十歳を迎えた今失敗を恐れず挑戦することを大切にしたい」

「ニ十歳の祝典」の対象者は2004年4月2日から2005年4月1日までに生まれた人たちです。
この期間の出来事と言えば2004年7月、県内初の複合映画館「TOHOシネマズ高知」がイオンモール高知にオープン。2004年10月には、平成の大合併で「いの町」が誕生しました。また、2005年3月、高知医療センターで外来診療をスタートするなど、変化の時代でした。
20歳の皆さんは、将来どんな目標、夢を描いているんでしょうか？

■『強』
「自分の軸をちゃんと持ってる強い大人になりたい」「将来の夢は教師になること」「子どもに寄り添えるような教師になりたい」

現在、仕事をしているというこちらの女性の漢字は―。

■『初』
「初めての事にもたくさん挑戦していきたいという思いをこめた。公務員学校に通おうと思っているので」Qなぜ公務員？「えっ、お金？安定です」「お金って大事」

■『実』
「今年は実習が多いので実習を頑張りたいのと、夢が実るようにって意味を込めた」Qなんの実習「看護です」「病気にかかっている人を助けたい」

■『起』
「早起きをがんばる」Q何時に起きる？「7時?」Qきょうは何時に起きた？「午前5時半。親に起こされた」

工事現場で現場監督の仕事をする男性3人の目標は。

■『恋』
「僕が選んだ漢字は恋です。彼女が欲しいです」

■『安』
「人を動かす工事現場の仕事をしているので安心と安全な暮らしを支えるためにこの一文字を心掛けて仕事をしたい」

■『筋』　
「筋トレの筋です。まだ1週間です。施工管理で現場の仕事をしてます。安全第一を目標にまだ新米ですが、これから人を動かせられるような人になりたい」

そして次なる目標を描く人もー。

■『夢』
「夢です。本当は警察官だった、なりたいのはでもなれなくて。で新しい道に行ったのでその道を。将来の夢は税務職員になるのでもう少し勉強を頑張る」

■『希』
「未来にすごい期待してるので希望をもって生きていきたいなと思う。将来の夢はないが、いろんな人と関わっていきたいので自分からコミュニティーの輪を広げて、有名人になりたい。モデルとかですかね」

身長179センチ、モデル目指して頑張ってね。
まだまだ紹介しますよ。この6人グループの漢字一文字は。

■『外』
「海外に行って、いっぱい外の世界を知ることが目標」Q海外はどこへ「ラオス。仏教を学びに行きたいです」

■『笑』
「毎日笑顔でニコニコしてます。看護師を目指しているので患者さんと話すときなど。母が看護師なのであこがれて」

■『描』
「絵をたくさん描くことです。今大学が美術系で絵を描いている。イラストとかですかね、デザイン系の」Q将来は？「まだ決まってないがデザインの仕事ができたらいいなと思っている」

そして意外な漢字が登場。どんな思いがこもっているんでしょうか。

■『山』
「人生において、これ山だなって感じる時が多かったので、乗り越えていきたい。将来、山を乗り越えていきたいなっていう。お先真っ暗なんで、乗り越えた先に何かあると信じて進みたいと思います」

■『建』
「大学で建築の勉強しているので、一級建築士とって自分の家を建てたい。結婚して家族で住みたいなって思う」

こちらは大阪の大学で薬学部で学ぶ男性。高知のために頑張りたいと、この漢字を書きました。

■『進』
「何事にも挑戦して前に進むって意味でこの漢字にした。将来、薬剤師になるのが目標なのでそれに向けて経験積んだりとかいろいろしたい。できたら高知に帰ってきて、貢献したいなと思っている」

最後に聞いたのはこちらの2人。

■『楽』
「これからあと2年間大学生活全力で楽しみます。大学祭の実行委員やっていて、今年その大学祭の実行する長になるので、だからみんなに楽しんで欲しいので選んだ」

■『幸』
「二十歳になったので家族も幸せにしたいなという意味を込めて幸せにした。こういう成人式普通にできたり、友達と普通に日常楽しく過ごせるのが幸せです」

それぞれの思いを胸に門出を祝った二十歳のみなさん。将来の夢や目標に向かって決意を新たにしていました。