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警察や検察をかたる詐欺事件が急増 高齢女性が約1000万円だましとられる【高知】

2025年1月28日 17:49
警察や検察をかたる詐欺事件が急増 高齢女性が約1000万円だましとられる【高知】
「あなたの通帳からお金を引こうとしている人がいる」などと警察や検察をかたる嘘の電話があり、高知安芸市の80代女性が約1000万円をだましとられたことが分かりました。

高知県警によりますと、去年11月28日、安芸市の80代女性の自宅に「あなたの通帳からお金を引こうとしている人がいる」「このまま警察に代わる」と女の声で電話があり、電話を代わった警察官を名乗る男から口座のお金を守るために必要と言われ、銀行口座の数や残高を聞き出されました。
その後、女性は警察官や検事を名乗る男らからの電話の指示に従い、数日に分けて口座から現金を引き出し自宅に保管。さらに「現金を紙袋に入れて家の前に置いてください」などと言われ、現金998万円をだましとられたということです。

警察や検察を名乗る男が電話に出なくなったことから女性が詐欺を疑い、1月27日、最寄りの警察署に相談して被害が発覚しました。

今年県内で発覚した詐欺被害は、去年の同時期が0件だったのに対し8件。被害総額は約4946万円に上っていて、県警は警察をかたる詐欺事件が急増しているとして、1人で悩まず周りに相談してほしいと注意を呼びかけています。
最終更新日:2025年1月28日 17:49