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音声ガイダンスで『未納料金がある』 20代男性が約80万円の詐欺被害【高知】

2024年10月9日 17:01
音声ガイダンスで『未納料金がある』 20代男性が約80万円の詐欺被害【高知】
「未納料金がある」という携帯電話にかかってきた音声ガイダンスをきっかけに、高知県安芸郡の20代男性が約80万円をだまし取られる詐欺事件がありました。

県警によりますと10月2日、安芸郡の20代男性の携帯電話に「+1」で始まる番号から電話があり「未納料金がある、確認が必要な方は1を押してください」とNTTファイナンスを名乗る音声ガイダンスが流れました。

男性がボタン操作をすると職員を名乗る男につながり「クラウドの未納料金がある。本日中に返金すれば裁判にならない」と伝えられました。その後、別の「+1」で始まる番号で個人情報保護委員会を名乗る男から電話があり「クラウドの誤登録が証明できれば95パーセントは返金されるが、先に29万6000円の支払いが必要」などと言われ、指示を受けたATМで指定された口座に振り込んだということです。

さらに男性は追加の支払いを指示され、合わせて3回、総額約80万円をだまし取られました。

特殊詐欺の被害総額は今年37件・約1億7650万円になり、県警は「未納料金などの電話は焦らず冷静に誰かに相談してほしい」と注意を呼びかけています。