宇和島広域事務組合の福祉施設で400万円余りの使途不明金 元職員3人に賠償命令【愛媛】
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4年前、宇和島市の福祉施設で400万円余りの公金の行方が分からなくなった問題で、宇和島地区広域事務組合は施設の元職員3人にきょう、賠償命令を出しました。
この問題は、宇和島地区広域事務組合が運営する宇和島市の福祉施設で、2020年5月市からの交付金およそ418万円の所在が分からなくなったものです。
内部調査では施設長名義の口座から金を引き出した人物を特定できず、組合は、おととし、口座の確認を怠っていたなどとして関係者あわせて6人を処分すると共に、警察に被害届を出していました。
そして組合では、きょう地方自治法に基づき、交付金の管理にあたっていた施設の元職員3人に対し遅延利息も含め518万円余りの賠償命令を出したものです。
宇和島広域事務組合の岡原文彰組合長は「圏域住民の皆様の信頼回復に向けてコンプライアンスの徹底に全力で取り組む」などとコメントしています。