愛媛の食材使った中国料理でシェフたちが腕前競うコンクール 想像性や技術力を審査
シェフたちが県産食材を使った中国料理で腕前を競い合うコンクールが愛媛県松山市で開かれました。
このコンクールは、マダイやかんきつなど県産食材を使って中国料理のメニューを開発し“地産地食”を進めようと、日本中国料理協会愛媛県支部が開催しました。
コンクールでは、県内の料理人から県産食材を60%以上使用した新メニューを募集。水産と畜産の2部門にあわせて69の応募があり、その中から予選を勝ち抜いた20のメニューが並びました。
メニューのひとつである「愛媛を味わう手羽先」は、はだか麦や長ネギ、ショウガなど、県産食材を使用した具材がギュッと詰め込まれた一品に仕上がっています。
ほかにも、県産のタイや伊予美人を使った蒸し春巻きや、みかんやポンジュースを使った酢豚などが並び、審査員はそれぞれの料理の味や食感を確かめながら、想像性や技術力なども評価していました。
日本中国料理協会 愛媛県支部 重松寿支部長は「野菜でも魚でも獲れたては新鮮でおいしいのでそういった県産のものをもっと利用できれば」と話していました。
コンクールで選ばれた8つの入賞メニューは今後、県内の中国料理店での提供を目指すということです。