魚介類に感謝し水産業の発展を願う 卸売市場で「魚供養まつり」【愛媛】
松山市 水産地方卸売市場で行われた「魚供養」
日頃取り扱っている魚に感謝し、水産業の発展を願う魚供養まつりが愛媛県松山市で行われました。
10日、松山市の水産地方卸売市場で行われた「魚供養まつり」には、水産会社の関係者ら40人が参加しました。
この「魚供養」は、日ごろ取り扱っている魚介類に感謝し、その霊をまつろうと、市場が活気づいてくるこの時期に毎年、行われています。
神事では、松山市水産市場運営協議会の楠田 勲会長が「我々は安心安全な魚を安定して供給することが使命。それが市場の活性化にもつながる」と挨拶しました。神事のあと、参加者は、豊漁を願って、養殖したタイとヒラメを海に放ちました。
市の市場管理課によりますと、全国的な漁獲量の低迷もあり、松山市の水産市場でも1995年のピーク時に比べて取扱量は3分の1、取扱金額は半分以下になっているということです。