復旧に役立てて 震度5強観測の宇和島市で“段ボール瓦”作成
先月、震度5強の地震を観測した宇和島市で、中高生らが段ボールを使った瓦作りを行いました。
先月17日に発生した、県内では初めてとなる最大震度6弱を観測した地震。
揺れの大きかった南予の各地で住宅被害が相次ぎ、宇和島市などで屋根瓦が落下するなどの被害がありました。
きょうは宇和島市内の中高生や地元のボランティアらおよそ40人が集まり、「アシスト瓦」と呼ばれる段ボールを使った簡易的な瓦を作る作業が行われました
段ボールや防水シートなどで作ることができるアシスト瓦は、軽さと1枚から交換できる手軽さが特徴です。
作業に参加した宇和島南中等教育学校の渡部遥さんは、「登校中も瓦が落ちていたり壁が崩れている建物がいっぱいあった。被害に苦しんでいる人たちの助けになればと思い参加しました」と話していました。
きょう作られた瓦は、地元のNPO団体を通して希望者に無料配布するということです。