【観測史上最大】県内、記録的大雨 松山では緊急安全確保【愛媛】
愛媛県内は、松山市や今治市で1時間雨量が100ミリを超える記録的な大雨となりました。
松山市の一部地域には警戒レベルの最も高い緊急安全確保が出ています。
きょう午前、県内では台風21号から変わった低気圧や前線などの影響で各地で激しい雨となりました。
松山市付近では11時30分までの1時間におよそ100ミリ。
今治市付近で正午までの1時間におよそ120ミリの雨を観測し、気象庁は、松山市と今治市に「記録的短時間大雨情報」を発表しました。
松山と松山空港、今治と玉川の4か所で観測史上最大の1時間雨量を観測しています。
この大雨で、松山市では市内各地の複数の場所で冠水が発生しました。
松山市は、市内を流れる大川と久万川で氾濫の危険度が高まったとして午後0時に約10万世帯、19万人を対象に警戒レベル5「緊急安全確保」を発令しました。
また、降り続く大雨のため土砂災害の危険度が高まっているとして、松山市と今治市に「土砂災害警戒情報」が発表されています。
交通機関では、JR予讃線や伊予鉄道の郊外電車・市内電車などで運休や遅れなどの影響が出ています。
松山地方気象台は、大量の雨で地盤が緩み崩れやすい状態になっているとして今夜はじめ頃まで引き続き土砂災害に警戒するよう呼びかけています。