電子レンジに入れたマスクが発火…新生活で“家電の誤使用”に要注意!身近に潜む事故リスク
新生活が始まる春。ワクワクの一方で気を付けたいのが家電や日用品といった身近なものによる「事故」です。あんなものやこんなところ…思いがけないところに潜む事故のリスクにご用心!
きょうから授業が始まった松山大学です。
メディア論 もりおか先生:
「自分が社会に出ていく、あるいは社会に問いたいことができたときに、どうやって自分の中の信念、論理を組み立てるか」
1年男子学生:
「ワクワクしている。中国語の授業とかあるが、そういう言語の授業が好きなので、楽しみ」
1年女子学生:
「薬学部なので、6年後の国家試験に向けて授業について行けるように、サークルとかも楽しみながらやっていきたい」
一方で、初めての一人暮らしに不安を感じる学生も。
1年生 :
「不安。一人でやっていけるか」
「お金の面とかも色々あるし、そういった所が不安かなと」
「千葉から。一人暮らしも初めてだし、土地も全然違うので、最初は大変」
新生活が始まる春。使い方に慣れていないものによる事故が増える傾向があります。
突然燃え始めたマスク。その原因は…
NITE 山﨑卓矢 製品安全広報推進官:
「ノーズフィット。その部分に針金が入っていることがある」
「消毒。そうした目的でマスクを入れてしまう方が中にはいる。金属を電子レンジで加熱してしまうと、電子が金属に当たって大きな火花が出てしまう」
身近な家電のひとつ、「電子レンジ」の誤った使い方による事故です。
金属のほかにも、卵や栗などの食品、レンジで温めるタイプの湯たんぽなどには要注意!
山﨑さん:
「電子レンジで加熱した場合、内部が非常に高温になって圧力が上がっていくが、そうした時に殻や膜で覆われていると圧力が逃げない。あるところで圧力に耐えられなくなって殻や膜が弾けてしまって内部の高温の部分が外に飛び出してしまう」
使い方に慣れていないことで起きてしまう事故。NITEには2013年度からの10年間で、電子レンジの誤使用による事故が75件報告されています。
そしてこちらは身近な乗り物。自転車のハンドルに傘をかけて走っていると…
突然、転倒してしまいました。
山﨑さん:
「ハンドル、操作部に重たい物とか傘、長い物をひっかけていると、前輪に巻き込んだり、操作性が悪くなってバランスがそもそも悪くなる。身体が投げ出されて重傷事故を負ってしまうということがNITEにも報告されている」
予想していない身近な場所に、事故のリスクは潜んでいます。
山﨑さん:
「せっかくの新生活を開始してワクワクしてるときに事故に遭ってしまって悲しい思いをしないように、しっかり製品の取扱説明書を読んで。新年度早々、事故デビューしないように気を付けてほしい」