内子町で「甘柿の王様」富有柿の収穫始まる 今年はカメムシ被害で収量減
愛媛県内一の柿の産地、内子町で「富有柿」の収穫が始まっています。
内子町五百木の若宮清志さんの園地では今月12日に富有柿の収穫が始まり、若宮さんが柿の熟れ具合を確かめながら摘み取っていました。
栽培している富有柿は「甘柿の王様」とも呼ばれる糖度が高い品種で、若宮さんによると、玉太りも甘さも良い仕上がりになっているということです。
一方で、今シーズンはカメムシの大量発生による被害で、収穫量は去年に比べ3割あまり減少する見込みだということです。
柿生産者 若宮清志さん:
「こんなにカメムシが多かったのは初めてで、見たこともないような数、大変でしたね。(実った柿は)非常にジューシーで甘い柿に出来上がっとると思います」
JA愛媛たいきによりますと、管内の出荷量は去年より100トン少ない800トンを見込んでいて、県内外の市場に出荷されます。
富有柿の出荷は来月末まで続きます。