1日に450隻の船舶が行き交う「来島海峡」安全航行へ 初の対策委員会【愛媛】
来島海峡での事故を防ごうと、愛媛県今治市で第1回目となる安全対策委員会が開かれました。
来島海峡航路では1日におよそ450隻の船舶が行き交っていて、潮の流れで航路が入れ替わる世界で唯一の航行ルールを取り入れています。
一方で、2021年5月に貨物船が沈没して3人が亡くなる事故が起こったほか、2023年2月には貨物船同士が衝突して1人が死亡、1人が行方不明になる事故が発生しています。
30日の委員会では、来島海峡航路の西側の出入り口付近に集中する船舶を分散させ、安全を確保する案などが提出されました。
第六管区海上保安本部では「今後も委員会を重ね、来年度にも新たな安全対策を導入したい」としています。