再開発すすむJR松山駅と周辺エリア 駅前広場の景観や西口のデザイン案を初公開【愛媛】
現在、再開発が進むJR松山駅とその周辺エリア。きょう、駅前広場の景観や駅西口のデザイン案が初めて公開されました。
スタッフが慎重に取り出しているのは、JR松山駅周辺の新デザインを表現した模型。
きょう松山市役所で開かれた専門家などの会議で、駅西口のデザイン案などが初めて公開されました。
案では、西口にタクシーなどが乗り入れるロータリーを設け、歩行者の動線に沿うようにカーブを描いた屋根を採用しています。
また、駅前広場には。
建築家 乾久美子さん:
「樹木とベンチの集まりというものの雰囲気を表す模型。愛媛県にはいろんな歴史があるので、そうした歴史を物語るコーナーとか場所を作っていけたら」
コンセプトは「地域のミュージアムとなる駅まち空間」。
市民や観光客の憩いのスペースとして、ベンチには、媛すぎや大島石など、愛媛にゆかりのある素材を取り入れていくということです。
また、バリアフリーに対応した足湯なども整備し、駅やバスタの利用者や市民に観光や健康増進の場として提供することなどが提案されました。
委員からは、鉄道を利用しない人もイベントなどで集まれるよう、経済的な賑わいを生み出すスペースもほしい、などの意見が出ていました。
市は西口の駅前広場について、きょう出た意見などをふまえて今後、最終決定し2025年度に工事を始める予定です。