新スポットも誕生!「松山駅前」と「松山市駅前」の再開発で 変わるランドマークに注目
松山で長年親しまれてきた街のシンボル=ランドマークが大きく変わろうとしています。
街の変化に合わせて、癒しの新スポットや見晴らし抜群の店舗も誕生。私たちの暮らしを変える可能性を秘めた、進化するランドマークに注目です!
松山駅前に「男性専用カプセルホテル」オープン
今月「キスケBOX」2階にオープンした、「サウナ&スパホテル喜助の宿 松山駅前店」です。
およそ70のベッドが用意された、”男性専用”のカプセルホテル。最も安いプランを利用すると、一泊4000円前後で宿泊できます。
和氣アナ:
「肘を立てた状態で広げても(壁に)当たらない。手を上げても 天井に届かない。 思った以上にゆったりしてますね」
今年インターネットの人気ランキングで、日本一に輝いたサウナが自慢の温泉施設。新たに宿泊機能をプラスした狙いは…
喜助の宿 松山駅前店 吉田虹太郎さん:
「JR松山駅の再開発に伴って、ビジネスマンのお客様や男性の一人旅というのが非常に増えてくると考えている。そういったお客様に、当館の温泉やサウナをご利用いただいて、温泉サウナの良さを発信できればという思いがあり、男性専用でご案内している」
鉄道高架事業が半年後に完成! JR松山駅が71年ぶりに生まれ変わる
杉本記者:
「こちらが新しい松山駅の西口になる場所ですね。あー!すごい見て下さい、だいぶ完成形の姿に近づいてきてますね。姿が見えてくるとワクワクしますね」
松山を代表するランドマークのひとつ、JR松山駅です。今、鉄道高架事業が大詰めを迎えています。
現在の松山駅のベースができたのは、鉄筋2階建ての駅舎が完成した1953年。
2000年に駅舎は改築されましたが、旧国鉄時代から変わらないスタイルのまま、営業が続けられてきました。
そのランドマークが、駅前の再開発とあわせて、大規模リニューアル。
16年がかりの一大事業は、今年秋の完成に向け、着々と進んでいます。
実に71年ぶりとなるランドマークのリニューアル。
カプセルホテル利用者は“追加料金なし”で温泉サウナ楽しめるサービスも
この機をビジネスチャンスと捉えた「喜助の宿」。利用者が快適に過ごすための工夫が、随所に散りばめられています!
吉田さん:
「お客様のお部屋に付いているバーコードをかざしていただいたら、岩盤浴エリアにつながっております」
宿泊客は、温泉とサウナに加えて追加料金なしで岩盤浴が利用可能に。
仕事や旅の疲れをしっかり癒せる嬉しいサービスです。
吉田さん:
「こちらがコワーキングスペースになっているので、ビジネスマンのお客様がお仕事をするスペースもご用意がある」
無料Wi-Fi完備の個別に仕切られたスペースで仕事の効率もアップ!
ほかにも無料の駐車場や、マッサージチェア、ウェルカムドリンクの飲み放題なども付け、松山滞在の新たな拠点として利用してもらえる施設をめざしています。
吉田さん:
「こちらのマップ、当館に勤めているスタッフのオススメのお店を記載していて、JR松山駅周辺にもいいお店あるんだぞっていうのを皆様に知っていただきたい」
‟2年半後”を見て…大街道入口の施設にフィットネスジムが初進出した理由
杉本記者:
「一方こちら、大街道入口のランドマークとなっているアエル松山にも新たなスポットが誕生しています」
杉本記者:
「何種類もマシンがあって…」
田坂亜利店長:
「マシン特化型といって、レッスンとかプールは無いんですが、マシンが充実しているジムになっています」
今月1日、アエル松山の2階にオープンしたのは、全国に1100店舗以上を構えるフィットネスジム『エニタイムフィットネス』。
24時間・年中無休の定額制で、会員であれば、全国どこの店舗でも利用することができます。
9年前にオープンしたアエル松山には、現在、飲食店や保育施設が出店していますが、フィットネスジムの進出は今回が初めてです。
杉本記者:
「すごいですね眺めが。こんなに街の流れを見ながら運動できるスペースも松山にないんじゃないかな」
田坂店長:
「開放的、と皆さん喜んでくださってます。前が真っ白い壁とかだと飽きてきちゃったりするので、 その分景色も楽しめますし」
県内では6店舗目の出店となるこちらのジム。
いま、大街道の入り口を出店先に選んだ理由がありました。
2026年秋の完成を目指して 整備が進む「松山市駅前広場」
田坂店長:
「松山市駅の開発が進んでいって、より自転車とか歩行者の方に優しい街が作られていくと、公共の交通機関を使う機会も増えるでしょうし、より多くの地域の方々が行き来しやすくなるというのが あると思いますので」
2026年秋の完成を目指し、整備が進められている松山市駅前広場の誕生によって、大街道を含む市内中心部の人流が増えると予想したからです。
市駅前の整備では、
・駅前に点在しているバス乗り場を東側のロータリーに集約する
・車道に挟まれている市内電車乗り場を市駅側に近づける などし、
公共交通の乗り継ぎをスムーズに。
また、イベントなどをしやすい「交流広場」を作り、にぎわいを創出。
「歩いて暮らせるまちづくり」を進め、中心市街地の活性化を目指しています。
今年2月からはバスロータリーとなる東側の工事が本格的に始まりました。
杉本記者:
「見慣れた景色、あれちょっと変わったなと思ったんですが…屋根が外れていますね」
松山市 都市・交通計画課 村井望主幹:
「今年2月から本格的な工事を開始しまして、坊っちゃん広場にあった屋根とかベンチを撤去させて頂いておるような状態です」
更に…
杉本記者:
「あれ?こんなのありませんでしたよね」
村井さん:
「こちらが中之川通りの路上駐輪場になります」
中之川通り、北側の歩道およそ250mにわたって、自転車107台分の無料の路上駐輪場を整備。今月26日から利用できるようになる予定です。
市駅前広場の完成は2年半後の予定ですが、工事にともない、市駅前では今年、交通の方法が大きく変わります。
一般車両の乗り入れ不可に…交通方法はどう変わる?
まず、バスロータリーの整備に伴い、夏頃にはタクシーや一般車両の乗り入れができなくなります。西側は通行可能で、タクシーの待機場や一般車の乗降スペースが確保されます。
そして、バスロータリー完成後の秋ごろには、市内電車乗り場の移設工事が始まる予定です。
市駅前の整備に期待して、出店を決めたジム。市駅からは歩いておよそ10分です。
利用者の主なターゲットは①街中に住む・働く人
そして、②県外から観光や出張で訪れた人です。
田坂店長:
「このあたりがビジネスホテルとか観光地もたくさんあるので、『今ここのホテルに泊まってるんですけど』というのでそのまま入会に来て下さった方もいらっしゃいますし、帰ってからも近くにあるからと、ここで入会して帰られることも」
利用者:
「場所がめちゃくちゃいいですね。会社と家のちょうど近くで、近くに飲食店とか会社もあるので行きやすいです」
利用者:
「街にも近いんで、バイト先もこっちなんで、そのままバイトとかも行けるんで」
田坂店長:
「自分の理想に合わせて、無料でトレーニングメニューを作ったりもできるので、初心者さん大歓迎なんですよね。松山市駅の開発が進んでいる中でも、松山の顔でもある大街道に出店することで、地域の方々の健康増進にお力添えができたらと思っています」