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来島海峡で相次ぐ事故受け 新たな航行ルール案を取りまとめ 7月から運用めざす【愛媛】

2024年3月11日 17:25
来島海峡で相次ぐ事故受け 新たな航行ルール案を取りまとめ 7月から運用めざす【愛媛】

第六管区海上保安部は来島海峡での相次ぐ事故を受け、船舶の衝突を防ぐため、新たな航行ルールの案を取りまとめました。

来島海峡は世界で唯一、潮の流れによって航路が変わる海域で、世界有数の海の難所です。

2021年には貨物船とケミカル船が衝突し、貨物船の乗組員3人が亡くなる事故が発生した他、去年2月には貨物船同士が衝突して1人が死亡、1人が行方不明になる事故が発生しています。

相次ぐ事故を受け、第六管区海上保安部では安全対策委員会を開いていて、2回目のきょう、来島海峡の西側から出入りする船舶については経路を指定するなどして衝突事故を回避する案が取りまとめられました。

第六管区海上保安本部 久田隆弘次長:
「相手の船同士の操船の意図が非常にわかりやすくなれば、衝突等の事故を減らすことが期待されると考えている」

きょう取りまとめられた案は今後、正式な決定を経て今年7月からの運用を目指すということです。