松山市の土砂崩れ 崩落現場上部の斜面を保護シートで被う作業 最短で今月26日に完了見込み
先月、松山市で発生した土砂崩れ現場の応急復旧工事について、市は早ければ今月26日に崩落現場上部の斜面を保護シートで被う作業を完了させるということです。
先月12日に松山市緑町で発生した土砂崩れでは、松山城の北東側の斜面が長さ300mにわたって崩れ落ち、現在、二次被害防止のための応急復旧工事が行われています。
先月30日からは落石や小規模な崩壊に備えようと県が斜面のふもとにおよそ2トンの大型土のうを積み上げていて、この作業はあすにも完了する見通しです。
そのあと、松山市は早ければ週明けにも崩落した斜面の工事に取りかかる予定で、最初に雨による斜面の侵食を防ぐための保護シートおよそ2400平方メートルを斜面上部の急傾斜地に設置するとしています。
この作業は最短で今月26日に完了する見込みで、他の部分の工事の必要性や工法については検討中だということです。
現在、松山市は二次災害の恐れがあるとして20世帯33人に警戒レベル4「避難指示」を発令していますが、応急復旧工事の完了後、安全を確認して解除するとしています。