食事を十分与えず…介護施設で入所者を繰り返し虐待 親族が管理者らの告訴検討【愛媛】
愛媛県新居浜市内の介護施設に入所していた高齢男性が、管理者らから繰り返し虐待を受けていたとして16日、男性の親族らが記者会見を開きました。
親族らは管理者らの告訴や施設への損害賠償を検討しています。
男性の親族:
「私からしたら施設ぐるみの虐待としか思えません」
親族と弁護士によりますと、2022年12月に新居浜市西の土居町のグループホーム「はなれ茶屋」に入所した90代の男性は、食事を十分に与えられず部屋の前に机や衝立を置いて自由に行動できないようにされるなど、管理者と職員から日常的・継続的に虐待を受けていたとしています。
5月に施設内で倒れ心肺停止状態になった際、医師から極度に痩せていることなどを指摘され、親族が新居浜市に相談。
市は立ち入り調査を実施し施設の運営会社に改善勧告を出していて、運営会社は、市に対しすでに改善報告書を提出しているということです。
「はなれ茶屋」の担当者は、南海放送の取材に対し「責任者が不在のため対応できない」としています。
男性の親族は虐待に関わった疑いのある管理者と職員の告訴や、施設への損害賠償を検討しています。