交通面でだれも取り残されない社会へ。愛媛県松山市石井地区で新しい取り組みが始まりました。

松山市石井地区で23日から始まったのは、定額制の相乗り送迎サービス「チョイソコ」です。

松山市で3例目となるサービスで、23日は地区にある星乃岡温泉で出発式が行われ、早速5人が利用しました。

きょうスタートした「チョイソコいしい」はスーパーや病院、利用者の自宅など、地域の中に停留所を設置。

乗車したい時間と目的地を電話で申し込むと、AIを活用したシステムが乗り合わせるのに最適な利用者や経路を計算し、最寄りの停留所に送迎が来る仕組みです。

月額3500円、乗り放題で交通の課題を解決して、石井地区を誰もが動きやすく住み続けられる地域にしようと、NPO法人石井わくわく物語が立ち上げました。

このサービスを利用予定の会員は、現在20名ほどとなっています。

記念すべき初めての利用者は…

1人目の利用者：
「第1号ですって私が。独りだから一人でタクシーを使って病院とか行ってましたので、これから利用させて頂けるとなると本当に助かります。」

車は乗り降りしやすく出来ていて、足が不自由でも利用しやすくなっています。

チョイソコいしいは当面、松山市石井地区の天山や東石井、星岡など、東側エリアの7地区で運用、今後は西側にも広げ、人口およそ5万7000人の石井地区全体で運用する計画です。