「坊っちゃん列車を考える会」初会合 累積赤字は14億円…伊予鉄グループが運行経費の支援など求める【愛媛】
坊っちゃん列車の支援の在り方について関係者が意見を交換する初めての会議が開かれました。
伊予鉄グループは、運行開始以来、14億円にのぼる赤字が累積しているとして、運行経費の支援などを求めました。
松山市役所で開かれた「坊っちゃん列車を考える会」には、伊予鉄グループの清水一郎社長をはじめ、観光・経済関連の団体、金融機関などから10人が出席しました。
野志市長:
「幅広くご意見を頂戴できればと思っています。どうぞ忌憚のない意見交換ができれば」
2001年の復元以降、人気を博してきた坊っちゃん列車。運転士不足を理由に11月から運休しています。
非公開で行われたきょうの会議では、伊予鉄グループから、運行開始以来の坊っちゃん列車の赤字額が14億円に上ることなどを報告した上で、運行における経費の支援などを求めたという事です。
伊予鉄グループ 清水一郎社長:
「民間会社の努力の限度を超えている赤字というのが今の状況。これを(市への)全面委託のような形で見ていただけるなら、我々人手の面含めて最大限のご協力をいたします」
松山市は、運行再開を目指し、どのような支援ができるか協議を重ねたいとしています。