万博に備え 商業施設で化学物質を使ったテロ想定 県警とスタッフが対応訓練【愛媛】
2025年4月に開催される大阪・関西万博に備え、化学物質を使ったテロを想定した訓練が松前町の商業施設で行われました。
エミフルMASAKIで行われた訓練では、施設内で不審者が液体状の化学物質をばらまいて逃走し、エミフルのスタッフがお客さんを安全な場所に誘導しました。
この訓練は再来年4月から開催される大阪・関西万博に備え、化学やバイオテロなどへの対処能力を官民が連携して向上させようと行われたものです。
訓練では、傷病者の処置が行われたあと、化学防護服を着た県警の機動隊が不審物を密閉容器に入れて回収したり、不審者を確保したりして緊急時の対応を確認しました。
伊予警察署の日高健署長は訓練後、「日本でもテロは起こり得る。テロに対する警戒が必要だという認識を持ってほしい」と話していました。