「ねんりんピック」開催控え 競技会場で化学テロ想定し特殊災害対応訓練【愛媛】
競技会場で化学テロなどを想定した大規模訓練
安全安心な大会の実現へ。10月末に愛媛で開催される「ねんりんピック」を前にきょう、競技会場で化学テロなどを想定した大規模な訓練が行われました。
(訓練)
「松山消防です、皆さんを助けに来ました。3階北側の観客席で何者かが液体をまいたということで間違いありませんか?」
訓練は、水泳競技が行われるアクアパレットまつやまで、目や鼻、喉の痛みを訴えている負傷者が多数発生し、化学物質の特殊災害が疑われるとの想定で行われました。
訓練には、中予地区の消防や医療機関などからおよそ140人、消防車など19台が出動し、被害の拡大を防ぐため、消防隊員らが防護服を着用して除染作業にあたっていました。
また、治療の優先順位を決めるトリアージなども行われ、救護活動の連携を図っていました。
松山市消防局の間 浩高警防課長は「万が一事故が発生した場合でも消防や医療、警察・自衛隊などと連携して安全を保っていきたい」と話していました。