最大震度6弱の地震で被害 宇和島の飲食店に"砥部焼”を寄贈 窯元から1000点の皿や茶碗集まる
先月17日に発生した、愛媛県内では初めてとなる最大震度6弱の地震。被害を受けた宇和島市の飲食店を、“陶磁器の町”が支援です。
佐川町長:
「食器類が破損したということを報道で聞きまして」
きょう宇和島市を訪れた、砥部町の佐川秀紀町長。宇和島地区食品衛生協会の清家泰弘会長に、砥部焼の食器を寄贈する目録を手渡しました。
宇和島市では先月17日に発生した地震で震度5強を観測。市内の飲食店では、食器が床などに落ちて割れるなどの被害がありました。
地震の後、砥部焼協同組合では、被災した飲食店を支援しようと加盟する33の窯元に呼びかけ、およそ1000点の皿や茶碗を確保。
きょうはこのうちの200点を、宇和島市内の飲食店スタッフらが持ち帰りました。
ほづみ亭 石丸敏光社長:
「今回の地震はさすがに(食器が)割れました。やっと温かい心が届いたななんて思っているところです」
宇和島地区飲食衛生協会 清家泰弘会長:
「砥部の方には大変感謝しております。ありがたい限りです。大事に使わせていただきます」
残りの食器800点は、今月27日に宇和島地区食品衛生協会に所属する飲食店へ配られるということです。