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応援団長は浜口京子さん!愛媛マラソンで完走ランナーが口をそろえて“満足!”と語るワケ

2024年2月14日 19:01
応援団長は浜口京子さん!愛媛マラソンで完走ランナーが口をそろえて“満足!”と語るワケ
応援ゲストは浜口京子さん

きょうから3日間は、今年の愛媛マラソンをCH.4目線で振り返ります。きょう注目するのは…「声」。新型コロナの5類移行で4年ぶりに声出し応援が可能となり‟完全復活”した今大会。あのオリンピアンも登場し沿道からは、ランナーの背中を押す熱い「声」が響きました。

愛媛マラソンを走り終えたランナーたちが、揃って「力になった」と讃えるのが途切れることのない沿道からの声援。

ランナーを奮い立たせたその『声』を、コース上のこちらの5か所で取材しました。

スタート地点には初登場の応援団!高校チアリーダー部がランナー見送り

まずはスタート前、元気な踊りと声でランナーを見送ったのは、宇和島東高校津島分校チアリーダー部の9人。

四国唯一の高校チアリーダー部で、今回初めて特別応援団として参加しました。

キャプテン 藤村心優さん:
「初めて来たんですけど、たくさん人がいて、思ってたより大きいなと思いました。私たちの演技を見て、ランナーの皆さんに勇気を出して頑張ってもらいたいなと思います」

そして、今年の大会の‟応援団長”と言っても過言ではないのが…

「気合いだー!行ってらっしゃい」

北京オリンピック女子レスリングで銅メダルに輝いた、応援ゲストの浜口京子さん!

6時間で「気合いだー!」は何回注入されるのか…?!

12キロ地点で聞いた「あなたは誰の応援に?」

杉本記者:
「スタートから1時間半、12キロ地点を過ぎたところです。こちら沿道の声援の列、何十メートルにもわたって途切れることがありません」

変わっては、ランナーが2つのトンネルを抜けた12キロ地点、あなたは誰を応援してますか?!

Q.誰を応援?
8歳女の子:
「お母さんとおじちゃん2人です。(お母さんは)私たちがいるところまで行けたら達成! って言ってました」

(同僚を応援中!):
「私の同僚であり、友達でもありお姉さんで妹で母親のような存在の人です。去年私が走った時に全力で応援してもらったので、今年は私全力で応援しようと思って。また電車に乗って、次の地点に行って、帰りも応援しようと思って。行ってきまーす!」

今年は出場できなかった人も…

(みんなを応援!):
「大丈夫よ、いけるからねー!」

「姿見てね、笑ってもらえたら思って。楽しいし、やりがいがある!みんなパワーもらえるし、応援してる方も、楽しみが2倍、3倍」

お揃い衣装に手作りグッズ持参で“応援アピール大作戦”

清家記者:
「先ほどから雨が強くなってきたんですが、15キロ付近の沿道には多くの応援団が選手を待っています」

こちらは海が近く、コース上でも天候が変化しやすい、北条エリアの15キロ地点。当日は風が強く、雨は降ったり止んだりを繰り返していましたが…

チアダンスチーム:
「天候に負けずに頑張りたいと思います。勝手に応援隊なので」

お揃いの衣装で準備を進めるシニアのチアダンスチームに。

「いとこがもう少ししたら来ます!今日は大応援団で?大応援団で!(笑)」

数で勝負!こちらには5人の子どもたちを引き連れた大応援団が。

少しでもランナーに気付いてもらい、より大きなエールを送りたい!それぞれ独自のグッズやスタイルで応援する‟応援アピールゾーン”ができていました。

息子と知人を待つこちらの女性は…

Q.もう準備万端ですか?
女性:「準備万端!今日は8時にジョイフル入りして朝食取ってそれから(ここには)9時過ぎかな。お手製の手作りのこんなのは毎年作るんだけど」

ナンバーと名前が書かれた手作りの応援うちわを持って2人が通り過ぎるのを待ちます。

一方、こちらは…

(娘の彼氏を待ってます!)母:
「娘の彼氏さんが出るんですけど、これは娘が書きまして」

仕事で応援に来られなかった娘に代わって、彼氏の雄姿をプラカードで応援します。

母:「今はもうとにかく頑張ってほしいと思って、今しまむらの前(7キロ付近) にいるらしいので。ビデオをとれたら娘にすぐ送ってって感じで」

お母さんは、プラカード担当、お父さんは、撮影担当。役割を決めて念入りに最終確認です。

午前11時、ランナーが続々とやってきました。

「がんばれー!!ファイト―!!頑張れ、頑張れ、ガンバレ!」

と、ここで応援団長・浜口さんが太鼓を持って登場。

「一緒に盛り上がっていまーす、せーの!気合いだ気合いだ気合いだー」

浜口さん:「(娘さんに会えて)どういう気持ちですか?」
男性:「最高!!」
浜口さん:「最高ですって!1万人以上のランナーで今娘さんが走っていますから」
男性:「感激しました!」
浜口さん:「感動してきちゃった!皆さんの姿見れて私もウルっと来る」

雨が上がり、応援の熱も上がります!再び、娘の彼氏を待つ夫婦のもとへ…。

母:「もうそろそろ来る!どこかな~?あ、健ちゃん頑張れ~!(手を振る健ちゃん)良かった!折り返しでまた撮ります」

Q.動画は無事撮れました?
父:「撮れました!」

手作りの応援うちわを手に、息子と知人を待っていたこちらの女性も…

「がんばれー!!」

息子:「もう一回向こうで応援してよ」

Q.無事応援できました?
「できましたありがとうございます!去年よりちょっと余裕がある感じ」

地元の中高生がブラスバンド結成!応援の連鎖も

変わって17キロ過ぎで演奏していたのは、北条高校と北条北、北条南中学の3校で結成する合同ブラスバンド「オール北条」!ランナーたちも走りながら手を振り返します。

さらに…

Q.今日はどなたの応援ですか?
ブラスバンドメンバーの保護者:
「あ、娘です!(盛り上げ役で?)はい(笑)」

応援する人を、応援する!応援の連鎖が起きていました。

北条高校 吹奏楽部 岡崎翔顧問:
「やっぱランナーの方が反応してくれると音も変わるので」

北条高校吹奏楽部 楠岡美虹部長:
「ランナーの皆さんが頑張っている姿を見たら自然と応援したくなったし、自分たちの演奏がみんなでできたので良かったなと思う」

残り5キロ地点ではキャラと気合いで最後の後押し!

制限時間の午後4時まで残り1時間、残り5キロ地点にはこんな応援団も。

かかしの作者の一人 作道英子さん:
「かかしが一番輝く日で、喜んでます」

潮見地区の皆さんが作った、50体のかかし応援団。毎年応援に駆けつけています!

作道さん:
「ここに立ってずっと朝から見てるんです。大好きです。感心して見てます、もう応援せずにはいられないって感じ」

ランナー:
「ちょっと怖いかと思ったんですけど、気のせいでした!すごいパワーになりました。あと5キロがんばれそうです」

地元の中学生:
「ピカチュウ頑張れー!」「ダークみきゃんがんばれ!」
「キャラクターの帽子とかつけてる人を目印にして、頑張れー!って」
「やっぱり分かりやすくて、呼ばれた方もうれしいかなって思ったので」
「さかなくんや!さかなくん頑張れー!」

さかなくんランナー:
「ありがとう!」

そしてここで、再び登場したのが…応援団長・浜口さん!

「がんば~れ、がんば~れ。せーの、気合いだ気合いだ…」

新田高校の野球部員と一緒にランナーたちに気合い注入です!ラスト5キロを後押し!「がんば~れ&気合いだゾーン」が出来上がりました!

浜口さん:
「気合いを注入致しましょう!いくよー、せーの!気合いだ、気合いだ、気合いだー!!おい、おい、おいやるぞー!!」

「愛媛の皆様浜口京子です!愛媛マラソン最高ー!」
「きょうね、人生で初めてくらいすごいですね、気合いだ!がカウントされてますよ。たくさんの方応援してるから、気合だ!1万回以上言ってますね。みなさんのエネルギー、パワー全開で応援する私も元気もらってます」

42.195キロ、数え切れない人からの「声」を浴び続けてきたランナーたち。

完走したランナーたち:
「気合いだーっていったら気合いだーって返してくれました。ありがたかったです」

「気合いですね気合い入りました!そのおかげで最後、数秒頑張っていきました。最後ちょっとダッシュして何とか6時間で」

「様々な方が応援してくれて、半泣き状態で走ってました。足を引きずってるときに、お兄さんおいでと言ってくれて、コールドスプレーをかけてくれたところが一番感動しました」

「すごく沿道からの応援がたくさんあって途切れることなくてこっちが気を遣うくらいで本当に良かったです」

「元気出るよね、あれはね。とりあえず手出してくれてる人にはタッチしていって、元気もらいました」

「プラカードで、‟走ればいつか着く!と書いてあるやつがあって、それ見てじゃあ頑張ろうという気持ちになりました、一番」

「ゴール近くになると、おかえりってみんなが言ってくれたので、かえってきたんだなと思って、あと少し少しと思って励ましながらゴールしました」

あすの特集は1万人のランナーが目指したフィニッシュ地点に密着です。