まちのシンボルを美しく 岡山城の堀の水浄化へ高校生が実証実験
岡山市の岡山城で、堀の水を浄化しようと、今日(31日)、地元の高校生が藻の繁殖を防ぐ実証実験を行いました。
岡山城の内堀の東側。緑色の藻が大量に発生する「アオコ」という現象で、水質の悪化が進んでいます。
水質改善の実験をしたのは、岡山工業高校の化学工学科の3年生およそ30人です。撒いているのは、藻を集めてまとめる性質を持つ水酸化マグネシウムを混ぜた水。まとまった重みで藻が沈み、水面を澄んだ状態にする方法で皇居周辺の池でも、同じような原理で除去が行われているそうです。
堀の景観を保とうと高校は、6年前に浄化のプロジェクトを立ち上げ、プールや池で実験を続けて実証を積み重ねてきました。効果は早ければ2週間程度で出るということで、高校は定期的な観察を続けて、景観の確保に役立ちたいとしています。