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岡山市の航空会社のヘリコプター 学校グラウンドに緊急着陸で「重大インシデント」 国交省が現地調査

2024年6月11日 18:55
岡山市の航空会社のヘリコプター 学校グラウンドに緊急着陸で「重大インシデント」 国交省が現地調査

 11日午後、兵庫県相生市の学校に、岡山市の航空会社「匠航空」のヘリコプターが緊急着陸したことを受けて、国の運輸安全委員会が11日、現地調査に入りました。

 運輸安全委員会による調査は、10日午後4時頃、愛知県から岡山県に向かっていたヘリコプターが兵庫県相生市の高校のグラウンドに緊急着陸した事を受けて行われました。ヘリコプターは岡山市の匠航空の機体で、飛行中にエンジンに不具合が起きたということです。高校は通信制で当時、学校に生徒はおらず、乗組員にけがはありませんでした。

 国交省の運輸安全委員会は「重大インシデント」と認定し、11日午後からヘリコプターの乗組員の立ちあいのもと、エンジンやプロペラなどを中心に確認しました。運輸安全委員会は今後1年以内に報告書をまとめたいとしています。

 匠航空の森岡匠代表は、国土交通省の監査が夕方終了し、超過勤務・整備不良無しとの結論だったと明かした上で、今回の緊急着陸は「正しい手続きに従って被害を出さない結果で済んだ。」とコメントしています。

 匠航空を巡っては5月、熊本県阿蘇市で遊覧ヘリが不時着。搭乗者がけがをして航空事故に認定されています。