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台風10号 香川・岡山の被害は

2024年9月2日 19:43
台風10号 香川・岡山の被害は

 ゆっくりとしたスピードで西日本を横断し、1日温帯低気圧に変わった台風10号。香川県では初めてとなる線状降水帯が発生し、浸水被害が出たほか、岡山県では2人がケガをするなど影響が出ました。

 先月29日、香川県東かがわ市を猛烈な雨が襲いました。東かがわ市引田では、1時間の雨量で103.5ミリを記録し、観測史上最大に。気象台は、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして、顕著な大雨に関する気象情報を香川県に初めて発表しました。

 住宅などの浸水被害も発生し、地元の住民は片付けに追われていました。市のほぼ中心部にある白鳥神社でも、境内の一部があっという間に水で覆われたといいます。

 県によりますと、今回の台風によるケガ人はいませんでしたが、住宅などの浸水は東かがわ市と小豆島町であわせて75棟にのぼりました。

 一方、岡山県は8月30日、瀬戸内市牛窓町で自宅前に土のうを積んでいた70代女性が転倒し腰の骨を折る大けがをしたほか、岡山市南区で30代男性が原付バイクを運転中、風にあおられて転倒し、軽いけがをしました。また、新見市で土砂が民家に流れ込みましたがケガ人はいませんでした。