北海道大ブーム“冬キャンプ”のいまに潜入…あつあつグルメに舌鼓も…最大の注意点とは?
コロナ禍を経てキャンプブームが加速しています。
定番の春から夏以外に、冬も営業するキャンプ場が増えています。
冬キャンプの魅力とはー
札幌市南区定山渓では「冬のキャンプ・体験会」が開かれました。
寒さの中、手がかじかんでテントの設営も一苦労。
施設の職員がテントづくりのポイントなどをレクチャーします。
(職員)「こういう時に力が必要になるときがあります。家族で協力してください」
コロナの中「外出できて」「密にならない」などの理由で増えたキャンプ人口ですが、ここ数年は冬のキャンプも人気で、札幌市内のキャンプ場でも通年オープンする施設が去年の2倍に増えたといいます。
宿泊はテントではなく寒さをしのげる建物の中で。
冬キャンプ初心者が安心して始めやすいよう、寝袋などの設備も充実しています。
(子ども)「広くてくつろげる!」
冬キャンプの楽しみの1つが、寒さの中で食べるあつあつのキャンプ飯です。
外で鍋をつつくといった冬ならではの体験もできます。
冬のキャンプは初めてという親子は…
(父親)「思いのほかきちんと暖房の準備さえすればそこまでハードルは高くないのかな」
(子ども)「花とか虫とかいろんなものを見つけられて楽しかった」
冬のキャンプには注意点もあるといいます。
(札幌市定山渓自然の村 高橋幹大さん)「ストーブを使う場面が増えるので、一酸化炭素中毒だったり命に直結するところもあると思うので、その点の安全管理というか、しっかりと知識をつけた上で楽しんでいただけたらと思います」
冬のキャンプ人気は地方でもー
新ひだか町では、これまで10月で閉鎖していたキャンプ場を、試験的に2月の間、週に1回オープンすることにしました。
(環境整備公社 赤石優さん)「静内温泉では4月から10月にかけて温泉の森キャンプ場というのを営業していて、そちらの方のお客様から冬にもキャンプ場の営業をしないのかと問い合わせがあった」
月に2、3度はキャンプを楽しむという夫婦は、夏のキャンプに“ある問題”があるといいます。
(高橋公彦さん)「夏場も楽しいのは楽しいけど暑いからね・・・暑くて蚊に刺されやすくて。(冬は)虫がいないのがいいですし、飲み物がクーラーボックス要らなくてキンキンに冷えてビールが美味しいんで」
(記者)「夏と冬どちらがいいですか?」
(高橋真理さん)「絶対に冬ですね!」
“寒いからこそ楽しい”冬キャンプ。
白銀の世界で心静かに湯気を囲む。
新しい冬の楽しみ方が広がっています。