×

札幌・円山動物園注目の新施設、主役はオランウータン ボルネオの森を再現、スコールも降る!

2024年5月14日 18:31
札幌・円山動物園注目の新施設、主役はオランウータン ボルネオの森を再現、スコールも降る!

来週(2024年5月21日)、円山動物園にオランウータンの新たな施設がオープンします。

これまでの施設と比べてオランウータンが過ごしやすい環境になったといいますが、どんな施設なのでしょうか。

(西尾アナウンサー)「長い手足を使って移動するオランウータン。このオランウータンにとってより住みやすい屋内施設が円山動物園に誕生しました」

円山動物園で暮らすオランウータンのレンボ―と4歳のレイト。

2頭をより間近で観察できる「オランウータンとボルネオの森」が来週オープンします!

(西尾アナウンサー)「館内に入ってまず最初に感じるのは湿度の高さです。むわっとします。湿度は70%から80%に保たれているということです。生えている植物も含めてオランウータンたちが暮らすボルネオの森に非常に近い環境となっています」

オランウータンが多く生息するのは、東南アジアのボルネオ島です。

現地を再現した屋内展示場には、実際にボルネオの森に自生している本物の植物が植えられていて、鳥や昆虫も生息できる環境が整えられました。

(西尾アナウンサー)「この施設の大きな特徴は天井の高さです。前の施設の倍以上、8メートルの高さがあります。自然界では木の上の高いところで暮らすオランウータンにとって、よりのびのびと生活できる環境になったんですね」

レンボ―とレイトは、ロープを使ってゆらゆらしたり長い手足を使って動き回ったり、いきいきとした姿を見せていました。

木から木へと移動する「スウェイ」と呼ばれる習性など、オランウータンの本来の能力や行動を最大限に引き出し、より近くで見ることができるようになりました。

寒冷地である札幌の円山動物園で生活するオランウータンは、1年の9割を屋内で過ごさざるを得ません。

オランウータンが飽きないように、展示場内は3つのエリアに分けられ、数時間ごとに部屋を移動できるようにしています。

さらに…

1日4回、ボルネオの森で発生するスコールも再現されます。

(客)「来週オープンの日は休みなので並ぼうかと思っています」

(西尾アナウンサー)「どんなところが楽しみですか?」

(客)「中の環境とか、将来的には鳥や魚を飼うと聞いたので、すごくいい環境でいいと思います」

(客)「自然に戻れる感じ」

(客)「また来たいです」

(円山動物園 林紘太郎さん)「オランウータンのいきいきとした姿を見ていただきたいのと、館内は森を感じられるように工夫していますので、そこも満喫していただきたい」

オランウータン本来の姿を見ることができる新施設は、来週5月21日にオープンします。