「ツルツルで歩けない」雪道で転倒…21人搬送 路面凍結で路線バスも一時運行停止 北海道
26日朝の札幌市北区の住宅街です。
歩道はスケートリンクのようなツルツル路面に。
近くに住む男性も滑り止めの砂を撒いていました。
(町内会の男性)「ツルツル路面だよ、歩けないよこれ」
(山岡記者)「気温が上昇し氷がとけたことで滑りやすくなっています」
通過する低気圧に南からの暖かい空気が流れ込んだ影響で、札幌の最高気温は3.7℃まで上がりました。
坂道も氷がとけて滑りやすい状態に。
(山岡記者)「こちらの歩道は氷がとけきって水たまりができてしまっています。水がはねて歩きにくいです」
午後になると雪がとけてぐちゃぐちゃになった歩道も。
車道にもいたるところで大きな水たまりができていました。
(横浜から来た人)「うっすらとけているからやっぱり滑りますよね。ベビーカーは歩きづらくて大変なんですが、思ったよりも暖かくてよかった」
(札幌市民)「歩道を歩いていて何回か転びましたね」
札幌市消防局によりますと、午後4時までに雪道で転倒し搬送されたのは21人。
25日よりも15人増加しています。
一方、釧路市では午前6時の氷点下5.8℃から午前7時には4.9℃と、1時間で10℃以上も気温が上昇。
正午すぎには5.9℃まで気温が上がりました。
(群馬から来た人)「びっくりしました。もっと寒いと思って完全防備で来たがこんなに暖かいと思わなかった」
市内では氷がとけたツルツル路面を慎重に歩く人の姿も。
路面が凍結していて危険なため、市内など29路線を走るくしろバスは始発から運行を停止し、正午ごろに全線で運行を再開しました。
このあとは全道的に気温が大きく下がるため、雪がとけた路面が再び凍結するなど、26日夜から27日にかけて路面状況の悪化に注意が必要です。